リコーダークラス、オンラインレッスン継続中 麻布ミュージックプレイス 2020.7.31 皆さん、お久しぶりです! 前のブログでも書いてありますが、 麻布ミュージックプレイスのリコーダークラスでは、 現在オンラインレッスンを実施しています。 最初はSkypeで、現在はZoomを使用してレッスンしていますが、 皆さん大分オンラインに慣れてきた様子です。 6月までは最近発売した磯山雅先生の絶筆『ヨハネ受難曲』を みんなで四苦八苦しながら読み進めていました。 バッハが使った音楽修辞学、音型や和声と、言葉との関連について深く知ることができました。 ヨハネやマタイのようなこういう大作はリコーダーをやっているとほとんど触れることはありませんが、 こういう機会にしっかり知っておくというのは大事なことですね。 このヨハネは先月でおしまいにして、7月からはあの偉大なチェリスト、アンナー・ビルスマ先生の『Droppings』という本を読んでいます。 ビルスマはバッハの無伴奏チェロ組曲と無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータの本をそれぞれ出していて、 『Droppings』は無伴奏チェロ組曲の方の本になります(現在はタイトルが新版『Bach, The Fencing Master 2nd Edition』になっていて、ビルスマの書籍ショップから購入できます)。 バッハ本人の自筆譜が残っていないこの曲で、アンナ・マグダレーナ・バッハの筆写譜をほぼ全面的に信用し、 スラーの付き方を分析したり、そこからボウイングを検討してバッハの表現したかった音楽的内容に踏み込んでいる本です。 残念ながら(?)英語の本なので、輪読形式でみんなで交代交代に一文ずつ日本語に訳して、読み進めています。 弦楽器のテクニックに関わる記述も多く、こちらもリコーダー吹きにはなかなか難しい本ですが、 無伴奏チェロ組曲はブリュッヘンをはじめリコーダーでも演奏されてきた曲なので、いい勉強になっています。 現在の東京の様子を考慮すると、8月もオンラインになりそうなので、 この先はこの本をもうしばらく読み進める予定です! それではまた次回! Facebook Twitter LINE はてな 前の記事 次の記事